「フリーランスを目指したいけど、毎月の収入が安定するのか不安…」
「フリーランスが続けられてているのはどんな人?」
といったお悩みを抱えていないでしょうか?
そこで、今回は、フリーランスのWebライターとして第一線で活躍する中本晃太郎さんにお話を伺い、フリーランスになった経緯や現在の事業内容、仕事のやりがいや、成功するためのコツをインタビューしました。
これを読めば、フリーランスの実情がわかり、続けていくためのヒントになります。
これから本格的にフリーランスになろうか考えている方は、ぜひご一読ください。
経歴・プロフィールについて
現在のお仕事内容や事業について教えてください
事業としては、SEOライターとして、企業様のWebサイトの記事制作や制作ディレクションなどをメインに行っています。
また、それとは別に、これからフリーランスになりたい方に向けたコーチングサービスも提供しています。
Webライターを始めたきっかけを教えてください
実は最初から、ライターになる気はなかったんです。
新卒から7年ほど会社員をしていて、副業にチャレンジしようと思ったときに、文章が好きだったため、ブログを書いていました。
文章を書くのが好きだったのと、ブログでは「半自動でお金が稼げる」と当時話題になってたので、いいなと思ったからです。
しかし、1年半続けても稼げた金額が合計で807円だったので、やっていられないな、と。
仕方なく、即金性があるといわれていたWebライターに転向しました。
稼げなかったときに、諦めなかった理由はなんですか?
会社員に戻りたくなかったというのがとても大きいです。
10年ほど前に新卒で入った会社では、体調を崩してしまい、3ヶ月で辞めているんです。
大阪に帰ってきて、コールセンターの仕事を始めるも、激務からまた5年目に体調を崩して休職しました。
流石に2回も体調を崩したので、「会社員には向いてないな」と強く感じました。
実際に副業でWebライターを始めてみて、とても楽しくて絶対にやめたくないと思ったのも大きいですね。
コールセンターの仕事はお客様とは一期一会で、長期的な関係を築くことはできません。
でも、Webライターとして出会うお客様は魅力的な方ばかりで、また会社に戻って楽しくもない仕事をしたくないと本気で思いました。
「良いものを得よう、お金稼ごう」ではなく、「会社にだけは戻りたくない」という反骨精神ですね。
あと、性格的にも、諦めが悪いというのもあります。(笑)
ライターとしての心得
仕事をする上で大切にしている考え方やモチベーションを教えてください
僕がもっとも大切にしているのが、目の前のお客様と徹底的に向き合うことです。
SEOでいうと、費用対効果が見込めないのに、SEO記事を作ることはやめた方が良いとお伝えすることもあります。
一般的に、SEOライターは、依頼を受けたら記事制作をするのが基本です。
しかし、明らかにこのキーワードでは上位が取れない、またそもそも検索ボリュームが少なくて作っても意味がないと感じたらそれを正直に伝えます。
もちろん、相手の意図や思いを尊重し、適切なタイミングで伝えるようにも心がけていますね。
文章力はどのように鍛えたんですか?
文章力に関しては、もともと、極端に低いわけではなかったと思います。
高校受験や大学受験も経験しましたし、文系だったので、国語についてはかなり勉強した記憶があります。
また、大学生のときは、社会学部で心理学を専攻しており、ゼミの先生の中でも一番厳しい先生のところに所属して、卒論では2万文字のレポートを書いてたんですよ。
その過程で、英語、日本語などの言語を問わず、論文や書籍もたくさん読んでいたので、文章力のベースは、一般の方よりは高かったのかもしれないです。
案件をどのように獲得していますか?
まず、1年目のときの案件獲得方法を教えてください。
元々、ブログをやっていたので、そのブログの実績をもとに営業していました。
コールセンター勤務だったときの経験を「コールセンターの救急箱」という形で情報発信をしていました。
当時は、だいたい月2000PVほどあり、「〇〇というキーワードでGoogle検索3位です」のように実績をアピールして案件を獲っていましたね。
最初はランサーズやクラウドワークスのようなプラットフォームを活用していましたが、手数料がかかることと、使いにくいことから早々に利用をやめました。
以降は、WebライターラボというコミュニティとXからの問い合わせを中心に獲っていきました。
そこで出会ったクライアントさんとは今でもお付き合いがあります。
2年目からは何か変化がありましたか?
1年目で出会ったクライアントさんと長期で関係が続くようになり、自分から営業することは少なくなりました。
知り合いのライターさんが僕のことを紹介してくださって、そこでお仕事に繋がったというケースが非常に多いです。
印象的だったのは、2年目で初めてディレクターの業務をやったときです。
知り合いのライターさんが、クライアントさんを紹介してくださり、さまざまな案件にディレクターとして対応しました。
その方のおかげで、成長できたなと思ってますね。
その中で苦労した出来事や案件はありますか?
ITやWebに詳しくないお客様に施策の説明をするのがとても苦労しました。
お客様は基本的に、SEOコンサルタントやWebマーケティング会社だったのですが、稀にITのことが全くわからないという方もおられます。
そのような方にSEOとは何かを伝えても、全く理解されないのです。
僕としても、まだまだ言語化できておらず、結局うまく意図が伝わらずに失注みたいなこともありました。
フリーランスと会社員で働き方に違いはありますか?
会社員時代は、出社したらしばらく家には帰れないし、仕事中は特に好きなことができないので、ずっとデスクに座っているだけでした。
一方、今はすごく自由で、好きなときに仕事をしたり、休めたりできるので、ストレスは会社員と比べるとほぼないですね。
また、子どもがまだ小さくて、保育園で熱を出したときにすぐにお迎えに行けるといった柔軟性があるのも魅力です。
今後の目標を教えてください
今はSEO記事制作やディレクションをメインにしていますが、正直今後需要はどんどん減ってくると思っています。
なので、僕としては、自分の持ってる特性や強みを最大限に活かせる仕事をしたいです。
具体的には、今やっているコーチングもそうなんですけど、現在は業務委託でコーチングを提供している会社にジョインしている形なので、ゆくゆくは自分のサービスを何か持ちたいですね。
ざっくりとではありますが、これまでコールセンターで7年、大学時代には塾講師を4年とずっと人と話す仕事をしてきたので、それらの経験が活かせる事業を作りたいと思っています。
これからフリーランスを目指している方にメッセージをお願いします
現在はAIが台頭しており、僕が始めた3年前と今では状況が大きく異なります。正直にいうと、Webライター1本でフリーランスとしてやっていくのはとても厳しいです。
だからこそ、これから目指すのであれば、人間力を磨く。これ一択ですね。いかに目の前のクライアントさんに価値を感じてもらって、「あの人めっちゃいいよ」と紹介してもらえるようになるかが、大切だと感じます。
今も、「やっぱりライターといえば⚪︎⚪︎さんだよね」と言われている方は、仕事も全然減ってないし、むしろ増えてるんですよね。
仕事をする上で、ライティングスキルももちろん大事ですが、それ以上に、普段の生活で自分の芯となる価値観の通りに生きられているか、生き様を体現できているかが重要だと思っています。クライアントさんの前だけで演じていると、相手にはバレてしまうので。
ライティングはどの業界・職種にも必ず必要なものなので、たとえAIが出ているとしても、スキルを学ぶことは非常に価値があります。
これからWebライターとしてフリーランスを目指すのは、すばらしいことなので、ぜひ頑張っていってほしいです。

