大変な一面があるものの、大好きな子どもと関われる保育士の仕事について、どんなやりがいがあるのか疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
- 子どもの成長を感じられたとき
- 行事の達成感を味わえたとき
- 保護者から感謝されたとき
本記事では、保育士がやりがいを感じる瞬間に加え、大変だと感じられることやつらいときの対処法を保育士歴9年の筆者が徹底解説します。
記事を読めば、保育士のやりがいと苦労の両方がわかり、やりがいを持って保育士の仕事に臨めるでしょう。
やりがいを見つけて、「保育の仕事に誇りを持ちたい」と思われている方は、ぜひ参考にしてみてください。
保育士がやりがいを感じる瞬間ランキング3選

保育士の仕事中には、やりがいを感じる瞬間が多くあります。どのような場面でやりがいを感じるのか、詳しくご紹介します。
①子どもの成長を感じられたとき
1つ目は、子どもの成長を感じられたときです。
子どもたちの成長に日々いち早く気づけるのは、保育士の特権といえます。
- 初めて1人で歩くことができた。
- 給食をピカピカにすることができた。
- 友達と一緒にブロックでお城を作ることができた。
1年を通して、他にも数えきれないほどの成長があります。
②行事の達成感を味わえたとき
2つ目は、行事の達成感を味わえたときです。
保育園では、季節に合わせた行事や、子どもたちができるようになったことを、運動会や生活発表会で保護者に披露する機会があります。
準備に加え、日々の取り組みは本当に大変です。
しかし、これまで積み上げてきたことを子どもが自信を持って披露する姿には、感動を隠せません。
その姿に「一緒に頑張ってきてよかった」と子どもや先生たちと喜び合い、頑張りを褒め合うことで保育士の自信につながります。
③保護者から感謝されたとき
3つ目は、保護者から感謝されたときです。
子どもを見守る上で、保護者との円滑なコミュニケーションも大切です。
わが子を預けて安心して仕事ができる環境は、保護者にとって何よりの安心材料となります。
入園や進級時は、保育士に対する安心感や信頼がそこまでないため、関係性を築くには一定の時間がかかるケースも少なくありません。
しかし、日々の成長やエピソードを伝えたり、悩み相談に乗ったりしていくと、少しずつ信頼を築けます。
また、笑顔で楽しそうに話す保育士を見て、喜びとともに安心感を抱く保護者も多いものです。
保育士のやりがいの中に隠された大変なこと3選

一方で、保育士の仕事は、やりがいだけではありません。やりがいがあるからこそ感じる大変さを3つご紹介します。
①業務内容の多さ
1つ目は、業務内容の多さです。
子どもの成長を支えることに加え、見守りをしながら、行事に向けた保育の準備や日々の事務書類の作成も行います。
勤務時間内にできなかったことを時間外でこなしたり、家に持ち帰ったりする場合も少なくありません。
しかし、現在、ICTシステムの導入により、以下のように業務の負担が軽減されてきています。
- 登降園時、保護者がタブレットで打刻することで時間を自動で記録する
- 日々の様子を専用アプリで一斉配信できたり、個別連絡によって伝え漏れを防止できたりする
- オンライン上での写真共有により、保護者が写真を選んで購入できる
②保護者対応の難しさ
2つ目は、保護者対応の難しさです。
保育園に子どもを預ける保護者の多くは、仕事をしています。
育児との両立のため、時間に追われており、ときには保育士の声に耳を傾けてもらえないこともあります。
「伝えたのに伝わってない」「理解してもらえない」と嘆く保育士も少なくありません。
しかし、伝え方にはさまざまな工夫があります。
たとえば、口頭で伝えるだけでなく、連絡帳に書いたり、実際のものを見せたりすることもできるでしょう。
③給料の低さ
3つ目は、給料の低さです。大切な命を預かる仕事であるにもかかわらず、給料の低さに落胆する保育士は少なくありません。
厚生労働省が運営する職業情報提供サイト「job tag」によれば、保育士の平均年収は406.8万円とされています。
一方で、筆者の1年目の初任給は18万円で、年収に換算すると216万円ほどでした。
また、業務負担の大きさや育児との両立のしやすさから非正規雇用を選ぶ人がいること、地域差や認可外施設における補助の違いなども、保育士の給料が上がりにくい一因です。
この制度によって、今後はより安定した給与を得ながら、長く安心して働ける環境づくりが進むことが期待されます。
また、区分1〜3で分けられているため、キャリアアップ研修の受講や役割職に就くことで、支給額のアップが見込めます。
参考:保育士 – 職業詳細 | 職業情報提供サイト(job tag)
【実体験】私が保育士を9年間続けられた理由

さまざまなやりがいや苦労があることがわかったところで、ここからは筆者が9年間保育士を続けられた理由をご紹介します。
保育歴9年間のなかで、「辞めたい!」と思った瞬間はゼロではありません。しかし、それ以上にやりがいを感じる瞬間が多くあり、9年間続けられました。
新入社員として勤務した1年目は、0歳児のクラス担任をしていました。
現場に入ったものの、すべてが初めてで右も左も分からない状態だったことを強く覚えています。
先輩の先生に教わりながら、少しずつ慣れていくうちに、子どもとの関わりが楽しく、癒される毎日でした。
ある日、歩行が安定しない子どもが四つん這いで進んでいたときのことでした。自分で身体のバランスを取りながら床から両手を離し、1人で立つ瞬間を目撃したのです。
思わず「〇〇ちゃん!立ってる!」と大喜びの私の姿に、子どもも嬉しそうに満面の笑みを見せました。
この姿を保護者に伝え、喜び合ったことを今でも鮮明に覚えています。
子どもに助けられながら、その成長を間近で見守れる喜びを感じられたことが、私が保育士を続けられた理由です。
保育士が辛いときの3つの対処法

やりがいを感じられる保育士の仕事でも辛いときがあります。
- 信頼できる先輩や同僚に相談する
- 家族や友達に話を聞いてもらう
- プライベートでストレス発散する
詳しく見ていきましょう。
信頼できる先輩や同僚に相談する
園内や保育の困りごとであれば、まずは園長や主任に相談することが最適です。
しかし、状況次第では話しにくい場合があります。
そんな時は、信頼できる先輩や同僚に話を聞いてもらうのが良いでしょう。
同じ職場で働いているからこそ状況を把握してもらいやすく、適切なアドバイスをもらえる可能性があります。
親身に向き合ってくれる存在は、心強い味方になるはずです。
家族や友達に話を聞いてもらう
家族や友人に話を聞いてもらうのもひとつの手です。
どれだけ信頼できる先輩や同僚でも、職場の方には相談しにくいこともあるでしょう。
解決の糸口が見えなくても、ただ話を聞いてもらうだけで気持ちがスッキリするものです。
プライベートでストレス発散する
信頼できる先輩や同僚、家族や友達への相談に加え、趣味や好きなことをすることもストレス発散になります。
休みの日は、できる限り仕事のことを忘れ、「思いっきり笑って楽しむ!」「羽をのばす!」など自分を甘やかすことも大切です。
実際に筆者も、趣味である推し活や旅行には頻繁に時間を費やすようにしています。
プライベートで頭も気持ちもスッキリとさせることで、また新鮮な気持ちで子どもとの関わりを楽しむことができていました。
親子にとって大切な存在である保育士の仕事にやりがいを持とう

今回の記事では、保育士のやりがいや隠された大変さを解説しました。
- 子どもの成長を感じられたとき
- 行事の達成感を味わえたとき
- 保護者から感謝されたとき
一方で、やりがいを感じる仕事だからこそ、大変さがあるのも事実です。
そうした大変さとどのように向き合い、対処していくかは、子どもと関わるうえでも重要です。
保育士という仕事を通じて、自分らしく充実した生活が送れるように、ぜひ本記事を参考にしてみてください。

